久しぶりの彗星撮影2022年08月19日 10:10

時々のぞいている吉田誠一さんのHPでパンスターズ彗星(C/2017 K2)が明るくなっていることを知り、昨晩撮影してきました。この彗星は最盛期であるこの秋から来年の夏までは日本から観測ができなくなってしまい今が撮影のチャンスなのです。さらに夕方から空は秋のような透明度になっていました。群馬では夏の間は夜になると曇ることが多く撮影の機会はなかなかありません。今日行くしかないと言うことで準備をして予定通り車で10分ほどの撮影場所に着いたのですが、PCを立ち上げようとしたところ電源スイッチが入りません。前から調子が悪かったのですが何度やってもだめなので、やむを得ず自動導入は諦めてレンズを視野の広い250mmに変え、うろ覚えの星図上の位置でマニュアル導入しました。何度か試し撮りをするうちにやっと彗星をフレームに捉えたのですが中央に持ってくるのにまた一苦労でした。


彗星自体は8等ほどでさほど明るいわけではありませんが、尾がはっきりと見えています。また、この彗星の左下の部分にはIC4592(青い馬頭星雲)という美しい反射星雲があります。まだ撮影したことはないのでいつか撮ってみたいと思いますが、さそり座は南に低く群馬から狙うのは光害のためなかなか難しいのです。なお、同じ画像をアストロアーツに投稿しました。

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