アマチュア衛星QSOテープ発見2020年09月11日 12:18

大量にあるカセットテープを整理していたら、かつて熱心に取り組んでいたアマチュア衛星通信の録音テープが出てきました。古いログ帳で確認したところ、ソ連が打ち上げたアマチュア衛星RS-8による1984年11月4日の静岡JG2CLSとの衛星初QSOのものでした。

当時はアマチュア衛星通信がブームになっていて、CQ誌にも付録で衛星のタイムテーブルがついていました。RS衛星は1981年にRS-3からRS-8までが一度に打ち上げられ、主にAモードといわれるアップリンク145MHz、ダウンリンク29MHzで運用されていました。低軌道のためGPとダイポールという簡単なアンテナでも交信ができ、予定時間にビーコンが浮き上がるように聞こえてきたときの感動は今でも忘れられません。テープを改めて聞きなおしてみて、交信時間を気にしながらドップラーを追いかけていたあの頃を懐かしく思い出しました。

その後ターンスタイルアンテナを自作して、ループテスト(自分の声が衛星から帰ってくるかの確認)の途中、モンゴルからUA9FDZに呼ばれ、これが初DXQSOとなったのです。RS衛星は翌年にはほとんど寿命が尽きてしまったようで、その後はRS-11などを少し使いましたが、次第により高軌道のAO-10などに興味が移っていきました。

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