ふたご座流星群がピークに ― 2024年12月14日 11:29
昨晩のふたご座流星群は当地の観測データを見る限り例年以上のエコー数となったようです。下は青森、関西VORのRMOB画像です。
青森VORについてはこの数年の中で最も多いエコー数であったことは間違いありませんがこのところノイズが多い状態が続いており、エコー数の修正に大変な時間がかかっています。
関西VORについてはふたご座流星群の直前にエアコンにノイズフィルタを入れたのが功を奏し、ほとんど修正なくデータが取れました。
次いで96.7MHz(ソウル)、103.2MHz(ウラジオストク)のFROです。
96.7MHz(ソウル)のグラフはVORと同様のエコーの増加が見られましたが、エコー数全体としてはさほど大きな変化が見られませんでした。また、ロングエコーが「エコー割れ」を起こして実際のエコー数よりも多くカウントされてしまい、マニュアルカウントを余儀なくされる画像が多く苦労しました。
103.2MHz(ウラジオストク)ではピーク時にエコー数が頭打ちとなり、昨日よりもエコーが若干少なくなるという状況になりました。これはロングエコーの増加によって「エコーの共食い」が発生したためです。経験上10分間あたりのエコー数が60を越えるとこうした状況になりやすいです。またこれまで10分間のエコーが80を越えた画像を見たことはありません。
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