Esの影響とデータ処理について ― 2021年06月04日 12:57
Esシーズンのまっただ中に入りました。アマチュア無線ならば楽しい季節ですが、FROにとっては苦難の季節です。特に昨日はEsにやられっぱなしの一日でした。
上のRMOBグラフの中段は最もEsの影響を受けやすいピョンガンですが、JSTだと昨日の午前10時台と午後4時~5時台及び本日の3時~7時台のみがEsの影響がなかった時間で、▼印の付いているのはEsのために正常にエコーを取得できないHROFFTファイルがあった時間、■印が付いているのは全てのファイルが使えなかった時間です。▼印の時間については正常なファイルをもとに1時間あたりの推定値を算出し、代替のファイルを入れて計算します。また、■印については前後の時間からこの時間の値を推定し、同様に代わりのファイルを入れて計算し直します。
Esでデータが取得できなければその時間はブランクとするのが本来は正しいのかもしれませんが、ピョンガンやヨナンのFROの場合、毎日同じような変化を繰り返しているので、推定値でもおそらく真の値と大きくは違っていないだろうと考えています。手間はかかりますが虫食い状態のグラフよりも見やすくなり、それによって得られるメリットの方が多いのではないでしょうか。

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