99.8MHzは何かを捉えているのか2022年09月24日 11:39

14日に99.8MHzの状況を書いたのですが、そのときは1週間程度様子を見たところで次の周波数に移る予定でした。ところがその後気になるものが出てきて、結局今日まで連続してデータを取り続けています。それは18日頃からUT4時(JST13時)を中心にしたエコーの増加です。これは21日まで続きました。また、UT21時(JST6時)台もこの時期エコーが増加しています。(14日以前については他局のエコーと思われるものを排除してマニュアルカウントしたので、14日のものとカラーグラムは少し変わっています。)


もしこれが流星群によるものとすれば、考えられるのはしし座κ昼間流星群(KLE)くらいしかありません。KLEの極大日は21日で、それぞれの時間の放射点はちょうど東西にあり高度は約30°ですから可能性がないとは言えません。CMORのチャートを見ると20日の時点でKLEはやや活発な状況にありました。


ただ、RMOBを見ても目立った変化が見られるサイトはなさそうです。今回のエコー増加がKLEによるものかどうかについては、放射点が近いろくぶんぎ座昼間流星群(DSX)のピークである27日まで観測を続け、増加が見られるかどうかその結果次第かと思います。もしDSXをうまく捉えていればKLEの可能性もあるかもしれません。それにしてもノイズがエコーの出るあたりを上下して最近ほとんどマニュアルカウント状態なのでたいへんです。