2025-05: 銀の河 Blog

みずがめ座η流星群がピークに ― 2025年05月06日 18:37

先月末から活動が見えてきたみずがめ座η流星群(ETA)が本日ピークを迎えました。まずはCMORの状況ですが、ETAがとても活発になっているのがわかります。

青森、関西VOR及びソウルFROの今朝9時の結果は下の通りです。3つのグラフ全てで今朝方の流星エコーが増加している様子が見て取れます。

ウラジオストクFROはノイズのため明確な変化は見られませんでしたが、ロングエコーは明確に増加していました。下は5日の午前2時37分頃ソウルFROと同時に記録されたロングエコーです。(相馬の鈴木さんのおかげでETAと判明しました)

みずがめ座η流星群は期間も長くロングエコーも多いので、これからまだしばらくの間は楽しめそうです。

杉本さんの速報で確認できるとおり、今回のみずがめ座η流星群の活動はほぼ終了したようです。下は本日午前9時までの結果ですが、青森VORは5月6日が総エコー数197で最大。同様に関西VORでは5月7日の137が最大、ソウルFRO(96.7MHz)では5月8日が333で最大となりました。

ウラジオストクFRO(103.2MHz)における20秒以上のロングエコーのカウントでは5月5日が6個で最大となりました。

下は相馬の鈴木さんによって光学観測との同定が行われ、みずがめ座η流星群であることが確認されたエコーです。

やはりロングエコーが多い流星群は楽しいものです。ところでVORについてはこのところノイズがだいぶ少なくなりました。なるべく長くこの状態が続いてくれるのを願っています。