みずがめ座δ南流星群がピークか ― 2023年07月30日 13:18
みずがめ座δ南流星群(SDA)がいよいよピークを迎えたようです。今朝9時のRMOBグラフは下のようになりました。なお、昨日は久しぶりにEsの影響がありませんでした。
VORは25日頃からはっきりと増加傾向となり、今朝1時台にはエコー数が19と最も多くなりました。また1日の総エコー数は27日、29日(UT)で118となっています。FROとは違ってエコーが宵から深夜にかけて多くなっているのが興味深いです。
89.4MHzは今月半ばからエコーが増加し始め、昨日29日(UT)はEsの影響もなく総エコー数は4389個となりました。なお1時間あたりの最大値は28日4時台の354個
、10分あたりの最大値は28日2時10分台の70個でした。これは89.4MHzで観測を始めて以来の最高値です。なお、1日の総エコー数で見ると、7月上旬の方がまだ多くなっています。これは日中のエコーが多かったためです。
92.8MHzは89.4MHzと違って7月に入ってからほとんどフラットの状態だったのですが、20日頃からエコーの増加が明瞭となり、昨日29日(UT)は総エコー数が2127個となりました。また、今朝0時台は1時間あたりのエコー数が204個でした。92.8MHzはしぶんぎ座流星群で突然のエコー減少があったため、これらの値が今年の最高値となっています。89.4MHzとのグラフの違いが偏波面の違いによるものなのかまだはっきりしませんが、少なくとも垂直偏波の方がEsの混信の影響が少ないことがこの数ヵ月ではっきりしました。
まだまだSDAは活発な状態が続くのでこれらの値が更新されるかもしれません。
CMORを見るとはやはりSDAがとても活発な様子がわかりますが、すでにペルセウス座流星群(PER)も出ているのにはびっくりです。
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