おうし座流星群は捉えられたのか?2023年11月14日 11:41

昨日の11月13日はおうし座北流星群(NTA)の極大日、また一週間前の11月6日はおうし座南流星群(STA)の極大日でした。はたしてこれらの群を電波観測で捉えられることができていたのでしょうか。4つの周波数でのRMOBグラフをご覧下さい。
まずVOR(水平偏波南西向き)と89.4MHz(水平偏波西向き)ですが、何も言われなければ特に変化はないという感じかと思います。


次に92.8MHzと52.9MHzですが、こちらは何か捉えていそうな感じがします。特に92.8MHz(垂直偏波西向き)では11、12日あたりがエコーが多くなっているのがはっきりわかり、少なくともNTAは捉えているような感じがします。また、52.9MHz(水平偏波南向き仰角80度)はエコーは少ないながらもSTAとNTAの両方を捉えているようです。


異なる送信局を受信したり、アンテナの条件を変えたりするとうまく流星群を捉えられる場合があるようで、それぞれ流星群との相性があるようです。

ところで試験運用中の52.9MHzはPCが起動しなくなってしまい、しばらくお休みです。