ー2024年8月ー2024年08月01日 01:48

ロングエコーが増えてきた ―2024年08月06日 12:40

103.2MHzで2局のエコー ―2024年08月08日 12:20

ペルセウス座流星群がピークに ―2024年08月13日 16:27

ペルセウス座流星群のその後 ―2024年08月15日 18:10

最近のノイズ状況 ―2024年08月22日 18:07

青森VORで突然の送信機切替え ―2024年08月27日 21:50



ロングエコーが増えてきた2024年08月06日 12:40

このところロングエコーが多くなったように感じています。下は昨晩(8/5)20時過ぎの青森VORで捉えられた連続のロングエコーですが、ウラジオストク103.2MHzでもこのロングエコーは捉えられていました。



また一昨日(8/4)の5時過ぎにも関西VORでロングエコーが捉えられています。


CMORではまだペルセ群の活動はあまり見えていませんが、ピークの12日まで一週間を切っているのでこれからはこうしたロングエコーが頻繁に見られるようになりそうです。

103.2MHzで2局のエコー2024年08月08日 12:20

昨日(8/7)の朝5:40~6:50頃にかけて、103.2MHzで通常のエコーに加えて70Hzほど低い位置にもエコーが発生している状況が見られました。



これまで3ヵ月あまりの観測してきた中でこの位置にエコーが現れたのは多分初めてです。ロングエコーは同じタイミングで出ていることや、小さなエコー(アンダーデンスエコー)はほぼ一致していなことから、同じ方向で距離の異なる別の局が何らかの都合でキャリアを送出したものと思われます。周波数から恐らく中国の局ではないかと思いますが、これで以前報告をした23時からキャリアになる局と合わせて少なくとも3局が103.2MHzには確認されたことになります。
なお、今回の70Hz下のエコーはカウントに含めていません。多少でもずれてくれると区別がついて助かります。

ペルセウス座流星群がピークに2024年08月13日 16:27

昨日はペルセウス座流星群の極大日でした。日本では日付が変わる頃から流星エコーが多くなる予想でしたが、実際のデータは下の通りでした。まずVORですが、青森よりも関西の方が増加の割合が大きく、同じVORでもアンテナの方角によって得意な流星群と苦手な流星群があるようで面白いものです。関西VORは2日、11日のようにHROFFTやSDR#が知らないうちに止まってしまうことがあって心配していましたが何とか本番はデータを取ることができました。


下はFROですが、ソウルはなかなか安定しないものの、12日はしっかりと流星エコーが増加してまあまあ良かったのではないかと思います。但しロングエコーを実際のエコーよりも大幅に多くカウントしてしまうため、ほぼマニュアルカウントで大変です。また、ウラジオストクでは前日まで大きなエコーの変化は見られませんでしたが、12日当日はしっかりエコーの増加が見られました。またロングエコーも多数見ることができました。


CMORでもペルセウス座流星群(PER)が活発になっていました。


杉本さんのHPによると全世界的なピークは12日の夕方だったようで、今年は日本の観測者にとってはあまりよくないコンディションでした。

ペルセウス座流星群のその後2024年08月15日 18:10

ピークを過ぎたペルセウス座流星群ですが、エコー数の変化を改めて見直してみました。まず青森VORですが、12日10時台と13日9時台がその日最もエコーが多い時間帯となっていました。また14日深夜から15日朝にかけてはエコーが目に見えて減少していました。これは大きな流星群の後でよく経験することなのですが、もしかしたらダストトレールの後ろに通常よりもダストが薄くなっている部分があるのかもしれません。関西VORについては青森よりも2~3時間早くピークが来ているのですが、これは反射領域の違いによるものと思われます。


次にソウルFROですが、こちらは12日以降徐々にエコーが減少している様子がわかります。むしろ11日になぜエコーが大きく減少していたのかが不思議です。ウラジオストクFROはきれいに12日のピークが捉えられているだけに、ノイズのため24時間連続でのデータ取得ができないのが残念です。