2022年を振り返って ― 2022年12月31日 10:50
2020年の夏に89.4MHzでとんでもない数の流星エコーが出ていることを見つけてから2年余りが経ちました。その後電波が韓国のジャミング波であることや、他にも92.5MHz、92.8MHz、97.0MHzなどが流星電波観測に使えることを明らかにしてきたことで、現在はFROに取り組まれる方も年々増加してうれしい限りです。多少は流星電波観測のお役に立てたかなあと思っています。
さて、今年もいよいよ終わりなので総括をしてみました。
まず89.4MHzですが11月上旬にアンテナ方向の調整をした結果エコー数が増加しました。また、その1ヵ月前には周波数が250Hzほど下がり、結果として北朝鮮の「統一のこだま」やFM京都とエコーが重なることがなくなりました。そのため日周変化のカーブも以前に比べ山と谷がはっきりしたものになりました。ただし月曜未明のスカイツリーの電波による相互変調のエコーの増加は相変わらずです。年間を通して困っているのは観測用PCの不安定さです。HROFFTやSDR#が度々止まってしまいます。この対策が課題です。
続いて92.8MHzですが、7月上旬に水平偏波から垂直偏波に変更したことでエコー数が89.4MHzを上回るほどに増加しました。しかし、11月中旬には送信局に何らかの変更があり、エコー数が減少するとともにエコーが等間隔で複数記録されるような形になりました。現在は89.4MHzの約半分程度のエコー数になっています。ただ92.8MHz用のPCは比較的安定しており、その点だけはありがたいです。
最後にVORですが、これも11月上旬にアンテナ方向を調整した結果、エコー数が倍増しました。このところはノイズの増加に悩んでいたのですが、そのうちいくつかは原因が特定でき、対策も効果が見られています。VOR用のPCもやはり不安定で、HROFFTやSDR#がよく止まるので困りますが、VORはFROに比べるとエコー数は一桁少ないものの、流星群でははっきりとした増加が見られることや、夏のEsに強いのが利点でしょう。
特にデータは載せませんが、試験用ライブのPCもよく仕事をしました。垂直偏波の方が強い周波数を見つけたり、韓国ジャミング波意外に利用できる周波数を探したり、縁の下の力持ち的な存在でした。今後も色々と活用していきたいと思います。
それでは皆様良いお年をお迎えください。



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