マスプロFM-3の改造 その12024年01月21日 21:28

韓国の電波が止まったことが判明してから1週間ほどになりますが、これまでのところ北朝鮮側のジャミング波らしきものは確認できていません。その理由の一つには使用しているFM-3及びFA-5の周波数範囲がそれぞれ90MHz、95MHzまでであるため、それ以上の周波数については感度不足で十分な調査ができないことが挙げられます。そこで、初期から使ってきたFM-3を下ろし、95~108MHz用に改造することにしました。まず各部の寸法を計測してみました。


アルミパイプの太さはDとReが12mm、フォールデッドダイポールのRaは給電側の方が細くて10mm、向かい側が14mmでした。簡略化のために全て12mmとしてMMANAでシミュレーションしてみました。
まず中心周波数を83MHzにしたときの周波数特性ですが、下のようになりました。
さすがメーカー製だけあって76~90MHzについては文句ない特性です。





次に中心周波数を100MHzにして計算してみました。案の定とても使えるものではないことがはっきりしました。





95MHz以上ではSWRがとんでもない数値になっており、100MHz以上ではFB比が逆転してしまっています。これではとても95MHz以上の受信などはできません。

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