ー2024年1月ー2024年01月01日 01:43

今年の天体撮り初め ―2024年01月03日 15:49

しぶんぎ座流星群が予想以上に ―2024年01月04日 18:24

しぶんぎ座流星群の夜 ―2024年01月05日 15:03

紫金山第1彗星を撮りました ―2024年01月06日 11:3

昨日97.0MHzでエコー消失 ―2024年01月11日 14:28

11日から89.4MHzと97.0MHzで停波継続中 ―2024年01月13日 09:23

【韓国FROの終焉近づく】北朝鮮の対南放送終了が判明 ―2024年01月14日 11:33

92.5MHz、92.8MHzもついに停波 ―2024年01月15日 09:11

VOR、HROで光学同時流星 ―2024年01月16日 16:25

月面探査機「SLIM」着陸成功 ―2024年01月20日 09:51

マスプロFM-3の改造 その1 ―2024年01月21日 21:28

マスプロFM-3の改造 その2 ―2024年01月22日 17:45

マスプロFM-3の改造 その3 ―2024年01月25日 09:30

ノイズが多すぎる! ―2024年01月30日 14:02



今年の天体撮り初め2024年01月03日 15:49

来年はもう少し天体写真を撮るという反省をもとに、月没が22時半頃になった昨晩早速撮影をしてみました。今回はMAMIYA APO 250mmとEOS Rを使うことにしたのですが、問題は光害と電線だらけなことで、なかなかいい方角がありません。とりあえず北の方でこれまで撮影したことがない対象を探したところ、ケフェウス座にNGC7822という天体が見つかりました。


21時頃からスタートしてISO800 F4.5 2分×40枚、80分間の露出です。撮影中はオートガイダーとタイマーをセットして家の中にいられるのが庭撮りのいいところです。


天の北を上にしているのですが、画面の右側が光害かぶりのため色がややおかしな感じになっています。中央の赤い一の字がNGC7822で、その下のより明るい部分と画面では切れてしまっているさらにその下にある点状の赤い星雲と合わせて「?」のような形に見えることからクエスチョン星雲と呼ばれているようです。(知りませんでした)
今年は辰年と言うこともあってか、私には龍がとぐろを巻いているように見えるのですがどうでしょう。

しぶんぎ座流星群が予想以上に2024年01月04日 18:24

本日1月4日はしぶんぎ座流星群(QUA)の極大日となっています。ピーク時刻は18時頃と予想されているのであまり多くの流星は望めないかと思っていたのですが、昨晩からの様子を見ると予想に反して活発な活動が見られているようです。


現在までの4つの周波数よる観測結果は以下の通りです。


CMORでもQUAの活動が活発になっているのがわかります。


杉本さんの速報を見るとすでにHR150に達するような勢いです。今晩がどうなるか楽しみです。

しぶんぎ座流星群の夜2024年01月05日 15:03

昨日から今朝にかけてしぶんぎ座は大いに頑張ったようです。下は今朝9時までの各周波数のRMOBグラフです。おもしろいのはしぶんぎ座の放射点が地平線下にある18時~23時(UT9時~14時)の間に注目するとVORとHROではスパッとエコーが落ちているのに対して、FROの2つはなだらかな谷になっています。もしかするとFROは送受信点の距離が東西に1000kmもあるため、電離層付近でしぶんぎ座の放射点が地平線下になる時間が東と西でずれが生じてこのようになるのではないかと考えてみました。どうでしょうか。


今回はあまり条件がよくないので流星の撮影はせず、月が出るまで彗星の撮影をしていました。そのときふと北に目を向けると緑がかった明るい流星が子持山のすぐ上を東から西に向けてほぼ水平に流れていきました。方角からしてしぶんぎ座流星群に間違いないでしょう。時刻は5日0時20分頃でした。彗星の撮影は上手くいきませんでしたが、本物のしぶんぎ座流星群が見られたのでラッキーでした。以前撮った北天の写真に流星のイメージを重ねてみました。


やはりカメラでとられていました。こちらをご覧下さい


紫金山第1彗星を撮りました2024年01月06日 11:31

昨晩、紫金山第1彗星(62P)を撮りました。現在この彗星は8等ほどの明るさでデネボラの近くにあり、23時頃になると東の空に昇ってきます。彗星の明るさは今がピークで今後は次第に落ちていくようです。


実は4日の晩にも撮影したのですが、画像を確認すると下のようにどこにも彗星が見当たりません。


カメラで試写した時にもそれらしいものがなかったので、てっきり低空なのではっきり見えないのかと思っていたのです。後からいったいどこを撮ったのだろうと星図と見比べてみたのですがよくわかりません。もしかしたらネットでプレートソルビング(天体画像から星図上の座標を特定すること)ができるサイトがあるかもしれないと調べてみたらここにあったのです。分析結果は下の白枠の場所でした。


この図を見て原因がわかりました。彗星に一番近いデネボラ(しし座β星)が屋根に隠れていたため、やむを得ず斜め上のδ星から彗星を導入したのですが、そのとき赤道儀の目盛り環を見間違い、テレスコープウエストと設定するところをイーストとしてしまった可能性が高いです。それにしてもネットで簡単にプレートソルビングができるなんていい時代になりました。もしよろしければ上の失敗画像を使ってお試し下さい。成功画像の方は合成してあるので上手くいかないようです。なお、今回の彗星画像はアストロアーツにも掲載しました。