103.2MHzでエコーが増えたわけ ― 2024年09月04日 12:15
下は103.2MHzのRmob Surveyによるグラフですが、9月に入ってエコーが30%ほど増加しているのがおわかりになると思います。
当然ながら流星が増えたわけではありません。また、アンテナを取り替えたわけでもありません。何をしたかというと、下のようにSDR#のカーソルを左側から中央付近に動かしただけです。
このときのHROFFT画像には日中のノイズが見えています。0635頃タスクマネジャーを起動して一旦SDR#をシャットダウンしました(そうしないとSDR#が固まってしまって終了できない)。その後SDR#を再起動します。0637あたりまでノイズの位置が色々変化していますがこれはカーソルを動かしたことによって受信周波数が変化するためです(不思議ですが)。ぼんやりしていたノイズがシャープになるポイントを探し、ここでもう一度SDR#を再起動して設定を保存しておきます。
ノイズがシャープになるということはエコーもシャープになって解像度が上がるだろうというのがもくろみです。
下はこの変更前の段階でのHROFFT画像です。ややエコーの縦の長さが長く中にピークが2つ見えるようなものもあって何らかの歪みを含んでいるように感じます。
そして下は変更後のものです。エコーの縦の長さは短くなり(これが適正な長さだと思いますが)、ピークが中心部に集中したため、エコー数も増加したようです。
アンテナを工夫することも大切ですが、SDR#の設定も重要なことは前々からわかっていて、とりあえずペルセが終わったらということで今回の変更に至ったということです。
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