観測データを更新しました ― 2022年08月02日 21:04
8月になったので、7月31日までの観測データをまとめました。
まずVORですが、数は少ないもののみずがめ座δ流星群をはっきり捉えていました。89.4MHzなどではエコー数に季節変化があって、春先に少なく秋口に多くなるカーブを描くのですが、VORではそうした変化は見られず流星群の時期だけエコーが増加します。これは89.4MHzが暗い散在流星を多く捉えているのに対して、VORでは主に明るい流星(その多くは群流星)を捉えているためではないかと考えています。
次は89.4MHzですが、ここへ来てやっと昨年のレベルに追いつきました。このあとまた昨年の下を行くのかあるいは昨年と同じレベルで行くのか興味が持たれます。
92.8MHzは7月3日に垂直偏波に変更したことで一気にエコーが増加しました。みずがめ座δ流星群では89.4MHzのおよそ9割のエコー数が得られました。今後どのように推移していくか楽しみです。
ロングエコーは増加傾向にあるものの昨年に比較すると半分程度です。今年はEsがのためにカウントが伸びないのかもしれませんが、どうもそれだけではなさそうです。ペルセ群の頃にどの程度まで増加するのか注目していきたいと思います。
ノイズファイルは7月下旬に長時間のEsが連続して発生したためについにスケールアウトしてしまいました。VORの方もインバータノイズや雷ノイズが最近増えています。ところでノイズファイルが700ということは、平均して1日の半分はEsの被害に遭っているということです。そろそろEsも落ち着いてもらいたいものです。





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