銀の河 Blog

FM愛媛とともに休止時間帯にキャリアとなる岐阜放送(90.4MHz 1kW)も今月に入って何度か受信してみました。岐阜放送の送信所は岐阜市内の上加納山にあり、アンテナは双ループ3段3面で東・北・西方向に電波を出しているようです。

FM愛媛の八幡浜までの距離が約700kmなのに対してこちらは240kmほどしかありません。そのため航空機エコーがかなり入ることは予想できました。また地表波も入ってくることが考えられたので影響をできる限り抑えるため垂直偏波で受信してみました。下が同時刻の89.4MHzと90.4MHzのHROFFT画像です。

この時期はまだみずがめ座δ流星群が活発で89.4MHzではエコーが多かったのですが、90.4MHzの方は航空機エコーはたくさん入っていながらも、流星エコーは思ったほどありませんでした。この結果については距離が240kmと近いのに対して岐阜放送のアンテナの特性で上空への放射が少なく、結果として航空機エコーは多いが、流星エコーは少ないということになったのだと思います。より離れた東北地方以北や中国・四国以西ならばもっと90.4MHzのエコーが捉えられるのではないかと思われます。ただし毎日0時～6時の限定ですが。