月曜日の観測について2023年02月27日 13:01

月曜日の未明の時間帯には民放FM局の多くで放送休止時間が設定されており、その結果強力な放送局が複数ある地域ではキャリアに切り替わった瞬間から2つの放送局の電波によってSDR内部で相互変調ひずみが発生します。
これについては以前ブログに書きましたが関東方面ではスカイツリーからのTBS(90.5MHz 7kW)と文化放送(91.6MHz 7kW)が干渉するため(90.5-1.1=89.4)と(91.5+1.1=92.6)にゴーストが現れ、キャリアの時間が重なる2時から4時の間は89.4MHzの観測の障害になっていました。ところが昨年の11月に韓国の電波が200Hzほど下にずれたことによって障害の程度はだいぶ少なくなりました。
私の場合、89.4MHzでは1時から4時までの3時間エコーが異常に増加する状況が以前からあり、相互変調と関係があるのかと思っていたのですが、実際は11月以降も以前とほとんど違いがありません。(上10月30日 下2月27日)



そのため、通常月曜のこの3時間については1時間6ファイルのうちエコーの多い2つを削除してカーブが自然になるよう処理しています。(下)


この月曜日のエコー増加の原因についてはまだはっきりしたことはわかりませんが、関東方面の電波の影響と言うよりも、ずっと遠いところでこの時間キャリアが出ている可能性が高いように思えます。エコーが少しでもずれていれば見分けがつくのですが、今のところ見分けるのは困難です。(11月に韓国の電波がずれたのにもかかわらす状況が変わらないのが不思議。もしかしたら89.4MHzの韓国の電波自体がこの時間強くなっているのか? ・・・それも考えにくい・・・)

ところでこの時間の他の周波数はどうだろうと小川さんのHPを見てみると、つくばの92.5MHzにも89.4MHzと同じような状況が見られました。この画像の上の段は先週の月曜日、下の段が今週の月曜日です。


92.5MHzに影響しそうな周波数の放送局はニッポン放送(93.0MHz 7kW)とちょっと遠いですが東北放送(93.5MHz 5kW)です。(93.0-0.5=92.5)となります。タイムテーブルを調べるとどちらも1時30分から5時が休止時間でした。つくばでどの程度東北放送が入るかわかりませんのでこれは一つの考えです。全く別の原因かもしれません。

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