89.4MHzでのエコー増加についての考察 ― 2023年04月11日 22:43
89.4MHzでは4月8日からエコーが急に増加しました。RMOBグラフで見るとエコーが増加したのは15時(JST9日0時)頃からで、これ以降現在でもエコーが多い状態が続いています。
この日を境に1日あたりのエコー数は一気に増加し、それ以前の1.4倍ほどになっており、3大流星群のエコー数に迫るような勢いです。
FROでは突然エコーが増加したり減少したりということがよく起こります。受信設備や設定に何も変更がなければ送信局側で何か変化が起こったことが考えられますが、今回はどうも受信側に原因があるようです。実は最近混信が目立つように感じていたので先日の観測用PCのSSD換装後、ちょうどこの時間帯にSDR#の設定を周波数は変更しないままカーソルの位置を中央付近から左寄りに変えたのです。
同じ周波数でもカーソルの位置によって混信の状況が大きく変化することはこれまでの経験でわかっていたのですが、カーソル位置によってエコー数が変化することは知りませんでした。これが事実だとすればこれまで何度かあった突然のエコー数の増加・減少の内いくつかはカーソル位置が変わっていたことが原因だった可能性があります。電波観測に関わる皆さんの検証をお願いしたいと思います。
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