強烈なEsで朝鮮半島がオープン2022年05月17日 18:30

本日17時30分頃から約40分間、FROで強烈なEsが発生しました。途中の20分間はHROFFTがフルスケールとなりました。たまたまHROFFTを見ていたので、現在103.2MHzを受信している試験用システム(アンテナは垂直偏波の北北東向け)を音声受信に切替え、88~108MHzを聞いてみました。聞こえている放送のほとんどは韓国語と中国語で、朝鮮半島がオープンしているのは間違いありませんでした。



特に確認したかったのは89.4MHzや92.8MHzなどがどのように聞こえるのかです。現地に行って聞くことができないのでEsのときがチャンスなわけです。結果は昨年と同様にどれも無音(無変調)のキャリアでした。バックには北朝鮮の放送もあったのかもしれませんが、韓国の無変調キャリアが圧倒的でした。また、信号強度についてはSDR#のスペアナで見る限りでは89.4、92.5、92.8、93.6、97.0MHzが非常に強く、97.8,103.2MHzがやや弱く、102.3MHzは確認できませんでした。
国内ではどのように受信されていたのだろうと小川さんのページを見てみると面白いことに気づきました。朝鮮半島から遠いいわきからが始まり、つくば、渋川と次第にオープンしてくることです。ESの特性からすれば当然なのですが、全国の様子が一覧できるというのは改めて素晴らしいと思いました。

雷シーズンもやってきた2022年05月20日 16:28

このところEsが毎日のように観測されるようになりましたが、夏の電波観測のもう一つの大敵が雷です。今日はこれが15時頃から発生しました。特に影響を受けるのがVORで、理由はバランを使用せずに直接同軸をエレメントに接続してあるからだと考えています。こうすると制作は簡単なのですが、同軸の外皮で雷ノイズを拾いやすいのが欠点です。先ほどのHROFFT画像はこんな感じでした。



また、私がふだんよく見るTEPCOの雷情報ではこの時間は下のようでした。


群馬県は「雷(らい)と空っ風、義理人情」と上毛カルタにうたわれているように、夏は雷が多く、だいたいは上越国境の山々や榛名山、赤城山で発生し、東の方へ移動するようです。また時間的には夕方がほとんどで、雷が激しいときには全くエコーが数えられなくなります。いよいよ夏になったなあという感じです。

Eスポと雷のダブルパンチ2022年05月23日 17:54

昨日(22日)は朝からEスポが出現し、日中一旦収まったかと思ったら夕方また発生するという最悪のパターンになってしまいました。さらに夜には雷ノイズも入ってきて修正作業が大変な一日でした。


ところでEsにもいくつかパターンがあるようで、下のようなものは強いEsでよく見られるのですが、受信されている電波に変調がかかっているものです。


しかし次のようなものも結構よく見られます。こちらは年間を通して良く出るパターンなのですが、ぜこのような一本棒になるのかわかりません。


さらにVORでもEsが発生しました。112.9MHzは串本以外では紋別、インチョンで使われています。もしこの2つならば流星エコーもこの位置に記録されるはずですがそれがありません。ということでこれは中国大陸方面かもしれません。


103.2MHzはバックローブだった?!2022年05月26日 21:13

103.2MHzの試験用ライブではロシア沿海地方のFM局の多くが垂直偏波らしいということで先月から継続してウラジオストクを垂直偏波で受信をしてきました。今月はみずがめ座ηを捉えられるか確認したかったのですが、下に示すように6日のピークを少し過ぎた頃からそれらしい兆候が見られました。(PCの能力が限界のようでSDR#が時々止まってしまいます)ただ、どうも樺太方面からのエコーが混じっている感じがしたので、北北西から北北東へアンテナの向きを変えエコーに変化がないかを確認しました。グラフの最後の3日間がそれにあたりますが、特に大きな変化は見られませんでした。


60度も向きを変えてあまり変化がないというのはどうもおかしいと思い、ウラジオストクと全く逆の方向に向けたらエコーがどうなるかも調べてみました。これでエコーが大幅に減るならばアンテナは正常に働いていることになります。その結果は仰天でした。エコーが2倍になってしまったのです。


現在使っているAF-4は95MHzまでが使用範囲になっています。どうもこれ以上高い周波数では波長の関係で導波器が反射器の役割をするようになり、103.2MHz辺りではメインローブよりもバックローブの方が強くなってしまうようです。高い周波数で韓国の無変調キャリアがあまり受信できなかったのはこれが原因だったのかもしれません。今日はアンテナをウラジオストクと逆向きのまま垂直から水平にしてみました。これでエコーが少なくなればウラジオストクは間違いなく垂直偏波と言えそうです。

やはり103.2MHzは垂直偏波か!2022年05月30日 23:42

前回AF-4の場合103.2MHzはバックローブの方がゲインが大きいということを書きましたが、その後今日を含めて4日間バックローブのまま水平偏波にしてエコーの様子を見たところ、下のようにエコーが垂直の場合に比較して6~7割程度に減ってしまいました。


この結果から、ロシア ウラジオストクの103.2MHzは垂直偏波らしいという結論に達しました。ただし韓国には垂直・水平のミックスもあるようなので、その可能性も考えられますが、いずれにしても垂直偏波で受信した方が多くのエコーが受かります。