FMキャリアの断続停波は今日で最後?2023年11月08日 17:39

朝鮮半島からのFMキャリアの断続的停波は3日目となりました。今日も午前8:10から断続的な停波があり、下の画像はその最初のときのものですが、縦に長く入っているエコーは北朝鮮の「統一のこだま」放送によるエコーと考えられます。


停波は午前中のみで時間は以下の通りでした。

8:10~8:18(8分)
8:55~9:03(8分)
9:22~9:24(2分)
10:56~11:01(5分)
11:15~11:17(2分)
11:19~121:20(1分)
11:28~11:30(2分)

計7回 合計時間28分

午前中で「何らかの作業」も終わったようです。明日からは安定した電波の送信をお願いしたいところです。

アトラクス赤道儀の復活2023年11月09日 12:06

8月に赤経ウォームの調整とグリスアップを行ったアトラクス赤道儀ですが、2ヵ月も経って8日の晩にやっと試運転ができました。久しぶりだったせいか赤経部と赤緯部で2分割できるアトラクスも結構重く感じました。


見頃となった土星、木星を視野に入れてコントローラーを操作しながら動きのチェックです。特に大きなバックラッシュや引っかかりもなくスムーズに動いていました。調整が上手くいったようです。


その後はCMOSカメラを取り付けて動画撮影をしました。撮像ソフトのSharpCapのドライバが認識されず再インストールしたり、さらに動画処理のRegistacsも使い方を忘れてしまっていたりで、まだご覧頂けるような土星、木星の画像はできていません。色々思い出しながらやっていきたいと思います。

FMキャリアの断続はいつまで?2023年11月11日 18:27

この件については11月6日から繰り返し書いていますが、本日(11日)はついに電波の断続が発生しませんでした。ちなみに一昨日と昨日は以下の通りでした。

11月9日
8:53~8:59(6分間)
9:08~9:04(6分間)
10:24~10:29(5分間)
11:09~11:21(12分間)
13:04~13:08(4分間)
13:15~13:35(20分間)
14:20~14:25(5分間)
15:39~15:42(3分間)
16:56~17:01(5分間)

計9回 合計時間66分

11月10日
7:15~7:27(12分間)
8:14~8:21(7分間)

計2回 合計時間19分

89.4、92.5、92.8、97.0MHzは同時刻に停波となっていたようです。
下は11月10日の8:14からの停波の画像です。


また下のRMOBグラフを見るとこの1週間では日中の時間帯で停波のためエコーが落ち込んでいる時間があることが見て取れます。


週末ということで「何らかの作業」が一時止まっただけかもしれませんが、できればこれで終わりとしてもらいたいところです。

<追記>
11月10日を最後にその後1週間、キャリアの断続は見られなくなっています。

おうし座流星群は捉えられたのか?2023年11月14日 11:41

昨日の11月13日はおうし座北流星群(NTA)の極大日、また一週間前の11月6日はおうし座南流星群(STA)の極大日でした。はたしてこれらの群を電波観測で捉えられることができていたのでしょうか。4つの周波数でのRMOBグラフをご覧下さい。
まずVOR(水平偏波南西向き)と89.4MHz(水平偏波西向き)ですが、何も言われなければ特に変化はないという感じかと思います。


次に92.8MHzと52.9MHzですが、こちらは何か捉えていそうな感じがします。特に92.8MHz(垂直偏波西向き)では11、12日あたりがエコーが多くなっているのがはっきりわかり、少なくともNTAは捉えているような感じがします。また、52.9MHz(水平偏波南向き仰角80度)はエコーは少ないながらもSTAとNTAの両方を捉えているようです。


異なる送信局を受信したり、アンテナの条件を変えたりするとうまく流星群を捉えられる場合があるようで、それぞれ流星群との相性があるようです。

ところで試験運用中の52.9MHzはPCが起動しなくなってしまい、しばらくお休みです。

観測史上最長のロングエコー2023年11月19日 11:18

19日午前2時53分頃、FROでの約4年間の観測で最も長いエコーが89.4MHzで観測されました。痕跡が見えなくなるぎりぎりまでだと約14分となります。なお、画像内の時刻はUT(世界時)です。


因みにこれまでの最長は、2021年12月31日午前10時21分過ぎに観測されたエコー(下図)で長さは約7分でした。なお、これと同等のロングエコーは4年間で3つほど観測されています。


昨晩はしし座流星群の極大日となっているのでその可能性もあるかもしれません。このところエコー自体は特に増加していないのですが、17日から19日にかけて1分以上のロングエコーが連日複数確認されており、しし座の関連のような気がしています。