FROとSDR#の特性2020年11月21日 12:10

今回のアンテナ(AF-4)増設そのものはうまくいきませんでしたが、色々と学ぶことがありましたので、まとめてみました。

①FROの場合、アンテナの位置を移動させると受信状況(混信状況)が大きく変化する。よくなる場合も悪くなる場合もある。状態が悪い場合は1m程度(4分の1λ)動かしてみるのも改善策になる可能性がある。
②SDR#では受信周波数を一定にしたまま、カーソルをスペアナ上で動かすと、混信による受信感度への影響(感度抑圧)がだいぶ変わってくる。具体的には希望周波数の部分に山が来ないように、周辺がフラットでフロアレベルが下がるようにカーソル位置を調節する。放送局がないところに山ができているのは混信によるものなのでこれが出ないようにする。また、放送局のある周波数では無音状態で搬送波と±19kHzの線がはっきり見えるようにする。こうした状態にすると受信感度への影響が最小になり、エコーの増加が期待できる。

FROもかつてのペンレコーダーの時代とは大きく変わって、SDRドングルとSDR#などのSDRソフトで簡単にできるようになりました。しかし、どうもSDRは妨害排除能力に問題があるようです。またSDR#も時々挙動がおかしな時があります。
現在は、良好な状態でFM京都の受信ができていますが、9月以降に比べて8月中のエコー数が明らかに少なかったことや、9月に時々エコー数が減少したことなどは、今回のことと関係しているのではないかと考えています。つまり、気づかないうちにカーソル位置を変えてしまっていたとか、Esの影響で一時的に受信感度が落ちていた可能性も出てきました。このことを踏まえて、改めていろいろ調査をしてみたいと思っています。


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