ロシアバンドでFROはできるのか? ― 2021年06月26日 15:43
ロシアのFM放送はもともと西欧諸国の87~107MHz帯とは異なり、66~72MHz帯というちょっと変わった周波数で行われていました。それがここ数年で急速に西欧バンドに置き換えが進んでいます。
ロシアの局は出力的にはあまり大きくはないのですが(4kW)、沿海州あたりならば距離は約1000km少々で、FROの可能性が十分に考えられます。さらに、周波数がやや低いので反射効率が多少良くなりFMアンテナの利得低下を補えるかもしれません。また混信となるような局がない(日本ではテレメトリー帯として使われている)というメリットがあります。もしうまくいけば期間限定であっても面白いかしれないと考え、AF-4を北西に向け予備のPCで数日前から観測を行ってきました。
結果からお知らせするとFROはできました。
下は昨日昼頃のノヴォジャトコヴォ(ウラジオストクから北へ約120km、渋川から1050km)のFM放送によるエコーです。
また、夕方6時頃にはEsが発生したので通常のFMモードにしてみると見事にロシア語の放送が聞こえていました。なお、SDR#のスペアナ画面で調べて見ると、ノヴォジャトコヴォ(70.64MHz)のほかダリネレチェンスク(69.32MHz)、チカロフスコエ(72.08MHz)の3局のピークが見られました。下はチカロフスコエのものです。
今朝はダリネレチェンスクでもFROができました。
ということで、ロシアバンドでもFROができたのですが、これを続けるかというと難しいです。
一つはエコーは入るもののやはり数が少ないです、午前中でも最大10個/Hくらいで午後からは0個/Hの時間が多くなります。また、一番問題なのは1:00~5:00頃まで送信が停止するようで全くエコーがありません。ほとんど人が住まないような所ばかりですから仕方ありませんね。どうもロシアバンドで残っているのはこの3局(いずれもラジオロシア)だけのようですが、このバンドの放送がなくなる前に体験できて良かったとしましょう。
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