ろくぶんぎ座昼間流星群がピークに2021年09月30日 16:15

数日前から昼前後のエコー数の増加が見られるようになり、ろくぶんぎ座昼間流星群(DSX)の増加によるものと思われます。89.4MHzと92.8MHzではっきりわかります。ピークは一応27日ということになっています。


下は30日のCMOR画像です。DSXだけでなくおうし座南流星群(STA)も活発になっているようです。STAの方はピークが10月10日なのでこれからさらに活発になっていくでしょう。


ろくぶんぎ座はブログで最近取り上げたばかりのような気がしますが、もう1年経ってしまったのかと自分でも驚いています。思えばこのブログを再開したのも1年前の9月からで、89.4MHzでの観測が軌道に乗ったのも今頃からでした。下はそのときのRMOBグラフです。


89.4MHzは現在ほどのエコー数が得られておらず、午前中の数時間、エコーがほとんどなくなる現象が何度かありました。当時はFM京都の電波だと思っていたので、FM京都に問い合わせてみたりしたのを思い出します。結論は「出力が低下するようなことはありません」でしたが、技術担当の方が親切に対応してくださいました。

下の図は89.4MHzにおける昨年(青)と今年(赤の)のエコー数推移グラフです。左の目盛りは高い方が昨年です。昨年の7月は88.9MHzのNHK大分(実際はおそらく釜山MBC)を受信していました。翌8月から89.4MHzに切り替えたのですが、その頃のエコー数は現在の40%くらいで、翌9月になって現在の60%くらいのエコー数になりました。なぜか月が変わるとエコー数が急に増加するのですが、この原因についてはいまだにはっきりしません。しかし、妨害放送であればそのときの状況で出力が変わるのも頷けますし、突然出力が下がっても文句を言う人はいないでしょう(ネットには韓国で妨害放送が止まったら北朝鮮のFM放送が聞こえたという書き込みもありました)。9月末でようやくグラフが重なりましたが、残り3ヵ月が昨年と比較してどうなるのか楽しみです。