ー2024年10月ー2024年10月01日 01:21

念願の紫金山・アトラス彗星 ―2024年10月02日 16:16

新たなアトラス彗星に期待 ―2024年10月04日 11:24

10月りゅう座流星群の活動 ―2024年10月09日 17:13

大彗星となった紫金山・アトラス彗星 ―2024年10月14日 19:03

紫金山・アトラス彗星は雲の中へ ―2024年10月21日 07:26

オリオン座流星群がピークか ―2024年10月22日 17:00

新アトラス彗星は生き残れるか? ―2024年10月27日 08:55

新アトラス彗星は戻らず ―2024年10月29日 14:05

紫金山・アトラス彗星はやはり大物 ―2024年10月31日 12:58



念願の紫金山・アトラス彗星2024年10月02日 16:16

昨晩は関東の南にいた台風17号が東北沖に抜けたことで急速に晴天域が広がり、絶好の撮影日和となりました。それでも群馬県の東部にはまだ薄雲がかかる予報もあったので、県の西の端にある嬬恋村に遠征してきました。この場所は東から南にかけて開けたロケーションで空の暗さは県内でも指折りです。


SKY90の画像は彗星が中心からはずれてしまったので50度ほど回転させて地平線に合わせてみました。彗星の尾は407mm (APS)にはとても収まりません。


下は150mmのカメラレンズでフルサイズの固定で撮ったものです。いままでこのレンズはあまり出番がなかったのですが、今回はちょうどよい感じです。


詳しいデータをアストロアーツのサイトにアップしておきました。
今回は久しぶりに徹夜の撮影となりました。こんな時間は誰もいないだろうと思っていたらキャベツ畑でライトをつけて収穫している人たちがいて、お仕事に感謝しながら道楽をさせていただきました。

新たなアトラス彗星に期待2024年10月04日 11:24

9月末に新たなアトラス彗星(C/2024 S1)が発見されました。この彗星はクロイツ群という太陽に非常に接近する彗星の仲間で、先日ようやく軌道要素が発表されたところです。近日点通過時刻は10月28日で、日本では10月から11月にかけて早朝の東天で見ることができます。
彗星の天球上の動きは紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)に似ているので、10月2日に50mmで撮った画像にそれぞれの彗星の位置を書き込んでみました。まだ暗いのでC/2024 S1の方は画像では確認できませんが、右上の辺りにいたはずです。


新アトラス彗星は10月17日頃には紫金山・アトラス彗星が写っていた辺りにまで移動し、その後太陽をぐるっと回って11月10日頃にはまたその位置のやや南に戻ってきます。このとき太陽の熱で蒸発していなければマイナス等級のとんでもない彗星になる可能性があります。
もしかしたら夕方は西の空に紫金山・アトラス彗星、早朝は東の空で新アトラス彗星、そしてそれぞれがマイナス等級で見られるなんて夢のようなことが起こるかもしれません。

10月りゅう座流星群の活動2024年10月09日 17:13

10月りゅう座流星群(DRA)はあまり目立たない流星群ですが、今年は増加の予報が出ていることを八王子の杉本さんからの連絡で知りました。どんなものかと楽しみにしていたのですが、それらしき活動が昨日のデータに見られました。


まず89.1MHz(ソウル)ですが、8日4時台(JST13時台)に20個のエコーがカウントされました。翌日の同時刻もやはりエコーが多くなっているのでこの時間帯をピークとする活動があったのは間違いないようです。また、昨日は関西VORでも正午過ぎから夕方にかけてエコーが顕著に増加しており、これもDRAの活動によるものと思われます。ただ、青森VORではあまり目立った変化は見られなかったので、今回はアンテナが西向きの方に多くのエコーが捉えられたようです。
今回のDRAの活動の速報についてはこちらをご覧下さい。
次は20日過ぎからのオリオン座流星群となりますが、例年ロングエコーも多いのでまた楽しみです。

大彗星となった紫金山・アトラス彗星2024年10月14日 19:03

13日が紫金山・アトラス彗星を撮影するのには最も条件が良いことから、一昨日からGPVの天気予報を3時間おきに見ていました。当初の予報では群馬はあまり天気がよくなく、新潟方面に行かないと晴れ間が望めないようだったのですが、次第に予報が良い方に変わったので、自宅から30分ほどの利根郡昭和村まで行ってきました。ここは西の方が開け、標高も800mほどあります。17:30頃から双眼鏡で彗星を探し始めたのですが、18時前になって突然光芒が視界に入ってきました。双眼鏡を外して肉眼で見てもはっきりとその姿が確認できました。


2台のカメラで交互に撮影をしながら30分弱の天体ショーを楽しみました。それにしてもこの彗星に関しては本当に天気が味方をしてくれて思い出に残る写真が撮れました。詳しいデータはこちらです。なお、17:30~18:30までの1時間を別のコンデジでタイムラプスビデオにしました。彗星が現れる位置の見当を誤ってしまい後半に右上の方から彗星が現れて消えていてきます。実際の明るさに近いものと思います。下の画像は150mmフルサイズで撮影したものです。


今回の撮影では満月に近い月が東の空に煌々と輝いていました。次は満月を過ぎたころにまた天気が良くなってくれることを祈りたいと思います。