HROFFTのクラッシュについて2020年10月24日 17:14

HROFFTは、流星電波観測を行う上ではなくてはならないソフトで、国内の観測者だけでなく、海外でも広く使われています。ここまで一般に流星電波観測が広まったのは、HROFFTが開発されたことによる部分がたいへん大きいと思っています。
しかし、開発から20年以上経過し、OS等の環境が大きく変わってきた中で、頼みのHROFFTが突然クラッシュしてしまうことが珍しくなくなってきました。


このHROFFT画像画像では、流星エコー数の「3」の後に「_」が付いています。経験上これはクラッシュの予兆の一つで、「_」がもう一つ付くとかなり危険な状態と考えています。また、時刻表示がずれるなども同様です。PCの負荷が大きくなるときにこうした状態になりやすく、SDRを使うとその可能性が高くなります。それでもまだ予兆があるうちはいいのですが、何の前触れもなく、突然HROFFTが画面から消えていることもあり、困ってしまいます。私の場合は1週間に1度再起動をしているのですが、それでもだめな場合があります。不思議なことに青森と京都は全く同一のシステムで運用しているのですが、一方がクラッシュするとほとんど同じ日に他方もHROFFTがクラッシュします。

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