ー2021年6月ー2021年06月01日 01:56

チカロフスコエでのFRO ―2021年06月27日 19:39

ピョンガンのエコーが3000を越える2021年06月02日 10:05

ここ数日ピョンガンFRO(89.4MHz)ではエコー数が増加傾向にあり、昨日は3079個と、ついに3000の大台を越えました。おひつじ座昼間流星群が近づいていることも関係しているのかもしれませんが、1日を通して全体にエコーが多い状態で、今朝の4時台には200個を越えるエコーがありました。しかし、ヨナンFRO(92.8MHz)や関西VORでは特に大きな変化は見られませんでした。



なお、6月1日は5月14日以来18日ぶりとなるEsのない1日でした。Esがないとこんなに楽だったのかと改めて思いました。さて、今日はどうなるのでしょう。

おひつじ座昼間流星群活発化2021年06月03日 10:43

いよいよおひつじ座昼間流星群(ARI)の活動期に入ったようです。昨日のRMOBではFROでさらにエコー数が増加し、ピョンガンでは1日で3228個、ピーク時は239個となりました。また、午前4時頃と午後2時頃の2カ所にピークが見られ、おひつじ座の出没時刻に近いことから、やはりその関係ではないかと考えています。


昨晩のCMORでもおひつじ座昼間流星群(ART)の活動が捉えられていました。太陽のすぐそばなので間違いなく昼間流星群ですね。なお、放射点が昇るのは午前3時頃、沈むのは午前5時頃となります。早朝の薄明の時間帯ならばある程度肉眼で見られそうですがどうでしょうか。


Esの影響とデータ処理について2021年06月04日 12:57

Esシーズンのまっただ中に入りました。アマチュア無線ならば楽しい季節ですが、FROにとっては苦難の季節です。特に昨日はEsにやられっぱなしの一日でした。


上のRMOBグラフの中段は最もEsの影響を受けやすいピョンガンですが、JSTだと昨日の午前10時台と午後4時~5時台及び本日の3時~7時台のみがEsの影響がなかった時間で、印の付いているのはEsのために正常にエコーを取得できないHROFFTファイルがあった時間、印が付いているのは全てのファイルが使えなかった時間です。印の時間については正常なファイルをもとに1時間あたりの推定値を算出し、代替のファイルを入れて計算します。また、印については前後の時間からこの時間の値を推定し、同様に代わりのファイルを入れて計算し直します。

Esでデータが取得できなければその時間はブランクとするのが本来は正しいのかもしれませんが、ピョンガンやヨナンのFROの場合、毎日同じような変化を繰り返しているので、推定値でもおそらく真の値と大きくは違っていないだろうと考えています。手間はかかりますが虫食い状態のグラフよりも見やすくなり、それによって得られるメリットの方が多いのではないでしょうか。

昼間流星群エコー数更新2021年06月06日 10:12

昨日のCMORの画像では、昼間流星群が一層活発化していることがわかります。


おひつじ座昼間流星群(ARI)は先日よりもさらに赤色が濃くなり、隣にはペルセウス座ζ昼間流星群(ZPE)がはっきりと見えるようになってきました。ピーク日はそれぞれ6月7日と6月9日となっていますので注目していきたいと思います。

そうした中、昨日から今朝にかけてはEsの影響が比較的少なかったため、FROでもかなり正確なデータを取得することができました。ピョンガンFROでは今朝の4時台に286個を記録し、1日のエコー数は3736個となりました。ヨナンFROや関西VORでも同様にエコー数が増加していました。