久しぶりの天体撮影2023年05月12日 11:42

5月に入ってようやく月没が深夜になってきました。昨晩はかなりすっきりとした空だったので望遠鏡と赤道儀の調整も兼ねて久しぶりに長焦点の撮影をしてみました。比較的視界の開けている東の空で昇ってくる順に撮ってみようという算段です。最初はM13を狙ったのですが、時すでに遅く電線に架かってしまいました。そこで次に撮ったのが下のM92です。


眼視では何度か見たことはありましたが、写真に撮ったのは初めてです。M13は代表的な球状星団ですが、このM92もそれに負けない美しさがあります。特に中にちりばめられた青い星がとてもきれいです。この後はM57、M56、M27を順に撮ってみましたが、次第に高度も低くなりたいした写真にはなりませんでした。

92.8MHzでエコー減少か?2023年05月13日 21:39

みずがめ座ηが概ね収束したようですが、今回は92.8MHzで見ると収束の速さがずいぶん早いなあと感じていました。ところが一昨日からまたエコーが急に増加し始めたので、データを見直してみるとどうもまたエコー減少があったようです。


エコーの減少が始まったのはUTで8日17時(JST 9日2時)で元に戻ったのはUTの11日14時(JST 11日23時)のようです。92.8MHzではこのところ月に1回はこうしたエコー減少が発生しています。

串本VORの送信機切替が15日に2023年05月17日 12:27

VOR局は保安上の理由から毎月送信機を切替えており、このとき100Hz~200Hzほど周波数が変わるのが普通です。ところが串本VORの場合500Hzも周波数が変わります。そのためHROFFTの中にエコーを収めるのが難しく、面倒ですがその時間になったらSDR#の周波数を変えてほぼ同じ位置にエコーが来るようにしています。串本VORは通常月の最終日の午後10時半頃に送信機の切替が行われているのですが、今回15日の午後10時台にこの切替が行われたようで、昨日(16日)の朝になるまで気がつかず、データが取れませんでした。


ただ、こうしたことは今までも1~2回あって、問題は今月末にまた切替が行われるのかあるいはこのまま15日の切替えに移行するのかどうかです。これまでの例では翌月末までそのままだったのですが、今回もそうなるのか気がかりなところです。

みずがめ座ηの全貌が見えた2023年05月21日 12:11

本日HPのデータを更新しました。今月は早々とEsが発生したため、みずがめ座ηの観測にも支障が出たのですが、虫食いの穴を埋めてみるとみずがめ座ηの活動が2週間以上にわたる大きなものだと言うことがよくわかります。


昨年と比較するとその活動期間がより明確にわかります。


ロングエコーでも同様です。


4月上旬にSDR#のカーソル位置を調整して一気にエコーが増加したのですが、それだけでなく、日周変化の山と谷が明確になったり、月曜早朝のエコー増加が消えるなど、これまで気づかなかった他の周波数からの影響がなくなったことが観測結果の向上につながったようです。

アマチュア無線局の再免許手続きをしました2023年05月23日 17:40

アマチュア無線局の有効期限は5年間なのですが、私の場合、固定局が9月、移動局が12月で免許の期限を迎えます。そこで電子申請でそれぞれの再免許手続きを行いました。料金の納付もインターネットで簡単にできるので楽です。


考えてみるとアマチュア無線を始めて40年です。ずいぶん長いことやってきたなあと思いますが、それほどアクティブというわけではありませんでした。最初の頃は144MHzのSSBにだいぶ熱を入れていました。その後はアマチュア衛星通信で海外と交信したりしていましたが、途中からパソコンや天文の方に興味が移り、さらにここ数年は流星電波観測にのめり込んでしまったので、無線機がホコリをかぶっていることが多かったのです。
 今回せっかく再免許申請をするのだからまた少し無線をやってみようと思い立ち、最近流行のデジタル通信であるFT8を始めました。これは数年前からやろうとして準備はしていたのですが、よくわからないところがあったり手続きが大変だったりしてお預けにしていたのです。それでも移動局の方はデジタル通信ができるよう変更申請が済んでおり、今回は固定局の方もそれができるように手続きをしました。そして始めて見ると驚くことが次々と・・・