ー24年12月ー2024年12月01日 01:04

ATLUX赤道儀の再調整 ―2024年12月05日 15:02

赤経は何とかなったけれど・・・ ―2024年12月06日 11:47

木星食が見えた! ―2024年12月09日 15:18

103.2MHzでエコーが増加 ―2024年12月11日 12:01

ふたご座流星群の活動始まる ―2024年12月12日 09:00

ふたご座流星群で突発的な増加 ―2024年12月13日 11:03

ふたご座流星群がピークに ―2024年12月14日 11:29

ふたご座流星群の活動が収束 ―2024年12月17日 09:32

さようなら 紫金山・アトラス彗星 ―2024年12月19日 20:43

トライバーティノフマスクが届きました ―2024年12月24日 21:15

メインPCの更新 ―2024年12月29日 14:28

2024年を振り返って ―2024年12月31日 18:34



ATLUX赤道儀の再調整2024年12月05日 15:02

12月8日の土星食が近づいているところですが、先日嬬恋の撮影でATLUXの赤経が暴れる現象が起きていたので赤経ウォームの当たりを再調整することにしました。
まずヘキサレンチ2個を時角表示板の穴に差し込み表示板を回転しながらさらに深く刺さる場所を探します。うまく入ったらカニ目の要領で回してやるとがっしりとした極軸望遠鏡が外れます。



その後前後のプレートを外すとウォームホイールと駆動部が見えてくるのですが、今回は駆動ユニットを完全に外してみました。


本来のATLUXの駆動系は二重ウォームギアなのですが、以前自動導入中に焼き付きを起こして動かなくなってしまいました。その後K-ASTECさんに改造してもらった新たな駆動系は元のスペースにぴったりと収まるシンプルな構造で素晴らしい設計です。これでATLUXは生まれ変わりました。
実際のウォームの当たり調整は裏側から駆動系を固定している2本のねじを緩め、手で押さえる力を加減しながら行います。


今回は実際に鏡筒を載せてそれを揺らしながら調整してみたところ、ほぼ赤緯と同じバックラッシュになったので今回はこれで様子を見ることにしました。
また、以前コントロールケーブルのコネクタロックを紛失してしまい、クリップのバネを使って代替したことを記事に書きましたが、そのままではバネが滑ってしっかりロックできないことがわかったため、バネの部分に熱収縮チューブをかぶせたところいい感じになりました。


具合の悪いところや不便なところを色々工夫して解決できたときはなかなかうれしいものです。

赤経は何とかなったけれど・・・2024年12月06日 11:47

昨晩は室内で調整したATLUX赤道儀を外に出して実際の恒星の動きをチェックしてみてみました。するとコントローラーを操作したときの赤経のバックラッシュが思いの外大きく、暗闇の中で再調整することになってしまいました。
まあまあな感じになったので東の空のM1(かに星雲)を使ってテスト撮影をしてみたたのが下の画像ですが約2時間(3分×40枚)の中には赤経方向(横方向)でガイドが大きく乱れたものは見当たりませんでした。


ただ、赤緯方向(縦方向)にガイドか乱れたものが7~8枚見つかりました。


赤緯は少し遊びが多い感じがしていたのですが、たまたまその方向から風が吹いたときにガイドが流れたようです。これも調整をする必要がありそうですがあまりギリギリにするとステッピングモーターが脱調することがあるので難しいところです。
いずれにしても画像を見ると光軸がずれて右上の隅などにコマが発生していますのでこれも何とかしなくてはいけません。

木星食が見えた!2024年12月09日 15:18

昨日の18:20頃から19:00頃にかけて月齢7の月による木星食がありました。日中は強風が吹いて上越国境付近の山には雪雲がかかっていましたが、夕方にはだいぶ落ち着いてきて何とか観測ができそうな感じです。当初はSC-235LとATLUXで撮影しようと考えていたのですが、風がまだ心配だったのと明るい月が入ることを考えてμ210とEM-100での撮影に変更しました。
第1~第2接触、第3~第4接触の間を6秒間隔で自動撮影したのですが、時刻を間違えたり、雲が出てきたりと色々トラブルがありながらも何とか撮影ができました。
下は第1接触後の月縁にかかった木星と第4接食後の木星です。



月と土星のかくれんぼの様子を見ると遙かな宇宙もさぼと遠くない世界のように見えてくるから不思議です。第1接触から第2接触までをGIFアニメにしてみたのが下の画像です。


103.2MHzでエコーが増加2024年12月11日 12:01

今月上旬のデータを整理していて気づいたのですが、103.2MHzで5日朝からエコーが急に増加しています。これは流星活動と言うよりも送信局の電波が強まったような印象でグラフでは次のようになっています。


本日のHROFF画像では最高10分間に46個のエコーがカウントされています。通常は三大流星群の時でもこれほど多くなることは珍しいです。


103.2MHzについてはまだ電波の素性がよくわかっていません。エコーは少ないよりも多い方がいいですが、大事なのは安定して電波が出ていてくれるかどうかです。