いよいよふたご座流星群! ― 2023年12月13日 09:28
明日のふたご座流星群の極大を前に昨晩から流星エコーが大幅に増加しています。2,3日前までは大きな変化が見られなかった串本VORでも昨晩は一気にエコーが増えて通常の4倍程に、89.4MHzではHRがもうすぐ300に達しようとする勢いです。
92.8MHzも久しぶりにHR100を越えました。一時心配したエコーの落ち込みも今のところなく一安心です。今回は東村山(52.9MHz)のRMOBグラフがVORやFROとどう違うのか興味があったのですが、アンテナの向きが全く違うのにもかかわらずほぼ似たようなグラフになっていてこれはこれで驚きです。
CMORではいよいよGEMが緑色になっています。明日の天気はちょっと微妙ですが、少しでも実際の空を見て楽しみたいと思います。
今夜はふたご座流星群本番!! ― 2023年12月14日 09:25
見られなくてもさすが三大流星群! ― 2023年12月15日 11:30
絶好の条件だった今回のふたご座流星群ですが、やはりピークの昨晩は天気が悪く残念ながら観望・撮影はできませんでした。こんな時は電波観測の強みをつくづく感じます。Windows UpdateでHROFTが止まるか少し心配しながらも無事にデータを取ることができました。VORではピーク時にエコーが40を越え、通常の10倍ほどになりました。普段は少ないエコーをこつこつと数えて修正しているわけですが、グラフを見るとふたご座以外はどうでもいいような見え方です。89.4MHzでは355と昨日の同時刻とあまり変わらず通常の約2倍ほどです。これはHROFFTの特性上10分あたりのエコー数が60を越えたあたりからエコーの合体が発生し、エコー数が逆に減少してしまうためと思われます。ピーク時刻はまさにこうした状況でした。
92.8MHzではピーク時でも89.4MHzのような状況は起こらず通常の2.5倍ほどのエコーとなりました。また52.9MHzではややノイズが多く読み取りにくい部分もありましたが、ピークでは60を越えこれは通常の3.5倍ほどでした。
これまでは本番で必ず何かトラブルがあったので、今回4つの周波数でデータが取れたのは何よりでした。PCの安定化のために色々とやってきたことがやっと実を結んだという感じです。
観測結果を見て驚いたのはFROの2波に対してVORとHROは送信局の距離や方位、アンテナの向きなどが全く違うのにもかかわらずピーク時刻とサブピークの時刻がほぼ一致していたことです。0時を中心としたエコーの落ち込みは天頂効果と考えられますが、ふたご座の放射点高度が70度を超えるのは午前0時~午前3時過ぎくらいなので何かほかに要因があるのか疑問は増すばかりです。
また、89.4MHzのように普段からエコーが多いと今回のようにHROFFTが「飽和」してしまうので、多ければいいというものでもないこでとが実感されました。92.8MHzのように普段の日のピークで1時間当たり100前後が最もいいのかもしれません。
大イベントが終わりました ― 2023年12月17日 16:56
89.4MHzのゲインを下げました ― 2023年12月21日 23:47
メインの観測周波数である89.4MHzですが、本日の18時頃からSDR#のゲインを42dBから41dBへ1つ下げました。理由は今回のふたご座流星群で1時間当たりの流星エコーが最高355個に達したものの、その時間帯HROFFTの10分間のカウントが60個ほどで頭打ちとなる様子が見られたからです。これはペルセウス座流星群などでも経験しており、このあたりがHROFFTの分解能の限界と判断しました。これまでは少しでも多くエコーが捉えられるようにと工夫をしてきましたが、肝心の流星群でリニアな結果が得られないのはどうなんだろうなあと思ったわけです。
ちなみに普段1日当たり60個ほどしかエコーが取れない串本VORでは下のようにふたご座で一気に5倍近くエコーが増加しています。
対して89.4MHzでは通常の1.5倍ほどしかエコーが増加していません。
89.4MHzでは細かな散在流星もよく捉えているというわけなのですが、これまでノイズをカウントしないぎりぎりのところでゲインを設定していたため、少しノイズが増加すると自動カウントができなくなってしまう弱点がありました。今回1dB下げてしばらく様子を見たところでは、エコー数はこれまでの75%ほどになったものの、HROFFTの画面上ではノイズがほとんど見られなくなりました。これでマニュアルカウントの手間も減り、流星群でのエコー増加がよりはっきりするのではないかと思っています。












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