FM放送用バンドパスフィルタを入れました2021年12月07日 10:31

アマチュア無線をしながら流星電波観測もやっている方は多いと思いますが、その両立が難しいことがあります。私が電波観測を始めたのは50MHzのHROでしたが、電波観測をすると50MHzのアマチュア無線には出られなくなってしまうというのが問題でした。まあ、50MHzは日常的に出るバンドではなかったので我慢できなくもなかったのですが、Esシーズンなどはやはり50MHzにも出たくなり、結果的に年間を通しての連続観測はなかなかできませんでした。

現在はVORとFROでの観測になりましたが、それでもアマチュア無線には出にくい状況が続いていました。それはVU帯で電波を出すとVORやFROのHROFFT画面にノイズが出てしまうことです。また、HF帯で送信すると感度抑圧が起こります。まさにSDRの弱点です。そのためこの数年アマチュア無線から少し遠ざかってしまっていたのです。

以前からバンドパスフィルタを入れれば何とかなるかもしれないと思っていたのですが、自作するスキルもないのでネットを探していました。先月偶然これが見つかったので、とりあえず1個入手して89.4MHzに入れてみると29MHzを除いて劇的な効果がありました(29MHzはおそらく3次高調波が原因)。その後92.8MHz用も追加購入して取り付けました。挿入損失も思ったほどではありませんでした。VORはまだそのままですが、だいぶ安心してアマチュア無線にも出られるようになりました。


コメント

_ いわき市 N.K ― 2021年12月07日 20:00

 こんばんわ。こちらもアマチュア無線を遣ってますが、開局時は50MHz帯から始めましたのでEs時は楽しんでますがHROには被って併用出来ませんでした。89.4MHzに変えてからは影響を確認してませんでしたがHF,VHF、UHFで様子を見てみたいと思います。なおコールサインはJH3EMEで月面反射通信コールですので7に変更せずそのまま /7で遣ってます。

_ 狩野@渋川 ― 2021年12月07日 20:39

桂さん コメントありがとうございます。

私のところではどういうわけか430MHzが最もノイズがひどく、
次いで144MHzです。
HFの方は100WなのでHROFFTは完全につぶされてしまいます。
バンドパスフィルタの効果はすばらしいです。92.8MHzの方は
どのバンドで送信しても何も影響を受けなくなりました。

それから桂さんのコールサインはFBですね。
以前EMEの受信だけはしたことがあります。
確かWの局で数十メートルのデッシュを使っていたようです。
アマチュア無線の方もやりたいことはいろいろあるのですが、
最近はたまに出るような状況です。コールサインはJP1SNDですが、
VUだといわきは赤城山の反対側になるので厳しいですね。
HFの方で聞こえていましたらよろしくお願いします。

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