夕方のレナード彗星を撮りました2021年12月22日 15:55

先月レナード彗星(C/2021 A1)について書きましたが、この彗星は現在夕方の南西の空に移り、日没後短時間見ることができるようなっています。ただ一昨日まではまだ満月に近い月があって難しかったのですが、昨日は月の出が18:30頃となり、さらに夕方になるにつれて雲も消え絶好のコンディションとなりました。車で15分ほどの南が開けた場所から150mmレンズとEOS6D(露出15秒)で撮影したのが下の写真です。榛名山の外輪山の一つである烏帽子岳の左上に見えているのがレナード彗星です。肉眼ではよくわかりませんが、双眼鏡でははっきりとわかります。左下の灯りがあるあたりに伊香保温泉があります。


下は望遠鏡(SKY90)による連続撮影の合成画像です。画像処理をしているでだいぶ見栄えはよくなっています。この画像はアストロアーツにも投稿しました。


前回は未明の撮影だったので大変でしたが、この時間帯の撮影は時間との勝負という面はあるものの、体力的にはとても楽です。しかし、赤道儀の極軸合わせがぎりぎりです。(見当で合わせたらやり直しのはめに)