ー2021年12月ー2021年12月01日 01:01

VORの周波数を再度変更 ―2021年12月04日 14:31

韓国無変調FM波エコーの比較 ―2021年12月05日 17:08

FM放送用バンドパスフィルタを入れました ―2021年12月07日 10:31

いよいよふたご座のシーズン ―2021年12月09日 11:00

ふたご座流星群がピーク ―2021年12月14日 17:20

ふたご座流星群のエコー数変化 ―2021年12月16日 12:40

89.4MHzでエコー減少 ―2021年12月18日 10:44

夕方のレナード彗星を撮りました ―2021年12月22日 15:55

昨日のこぐま座流星群 ―2021年12月23日 10:15

89.4MHzで短時間のエコー消失 ―2021年12月25日 12:14

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)を撮りました ―2021年12月29日 11:52

大晦日に超ロングエコー ―2021年12月31日 10:37


VORの周波数を再度変更2021年12月04日 14:31

先月末にVORの周波数を110.2MHzの鳥取・原州に変更したばかりなのですが、11月29日になって片方のエコーが消えてしまいました。だいぶ時間をかけて探したのですが結局見つからず、2局を同時に受信するという企ては失敗しました。最初からこういうリスクもあることは承知していたのでやむを得ません。

やはり、エコーは少なくても1局を受信するのが間違いないということで、新たな局を探したのですが、私の所では1MHzごとに500kHzを中心としたノイズが周期的にでているため、VORの周波数帯域の半分程度しか使えず、候補となるVOR局が限られてしまいます。結局12月1日から109.25MHzの隠岐VORに変更することにしました。アンテナは114MHzで設計してあるのでこれまでよりもエコー数は少なくなりそうな感じです。それでもマニュアルカウントをしなければならないファイルはだいぶ減り、楽になりました。


韓国無変調FM波エコーの比較2021年12月05日 17:08

現在多くの方がFROで韓国の無変調FM波を利用しています。北朝鮮のFM放送の妨害を目的としてソウル周辺から24時間送出されているこうした電波には、89.4MHz、92.5MHz、92.8MHz、93.6MHz、97.0MHz、97.8MHz、102.3MHz、103.7MHzがあるのですが、まだきちんと比較をしていなかったので、11月中にAF-4(写真左下)を使ってエコー数の調査を行いました。結果は次の通りでした。


(2021年11月 日本アンテナAF-4西向き)

89.4MHz 1519/day (2日間平均)
92.5MHz 1100/day (2日間平均)
92.8MHz 1021/day (2日間平均)
93.6MHz 316/day (6日間平均)
97.0MHz 161/day (2日間平均)
97.8MHz 144/day (2日間平均)
102.3MHz 18/day (2日間平均)
103.7MHz 58/day (2日間平均)

AF-4の帯域は76~95MHzなので、102.3MHzを除いて89.4MHzから周波数が高くなるに従いエコーも少なくなっていきます。送信局の出力や流星散乱における天井効果なども関係していると思いますが詳細は不明です。いずれにしても89.4MHzが横綱とすれば、92.5、92.8MHzが大関、93.6MHzが関脇、97.0、97.8MHzが小結、103.7MHzが前頭、102.3MHzが幕下というところでしょうか。

因みに89.4MHzではAF-4の平均が1519に対して専用のFM-3の方は1886、同様に92.8MHzではAF-4の平均が1021に対して専用のFM-5Aは1484でした。短縮アンテナの割にはAF-4がよく頑張っているといえるでしょう。

FM放送用バンドパスフィルタを入れました2021年12月07日 10:31

アマチュア無線をしながら流星電波観測もやっている方は多いと思いますが、その両立が難しいことがあります。私が電波観測を始めたのは50MHzのHROでしたが、電波観測をすると50MHzのアマチュア無線には出られなくなってしまうというのが問題でした。まあ、50MHzは日常的に出るバンドではなかったので我慢できなくもなかったのですが、Esシーズンなどはやはり50MHzにも出たくなり、結果的に年間を通しての連続観測はなかなかできませんでした。

現在はVORとFROでの観測になりましたが、それでもアマチュア無線には出にくい状況が続いていました。それはVU帯で電波を出すとVORやFROのHROFFT画面にノイズが出てしまうことです。また、HF帯で送信すると感度抑圧が起こります。まさにSDRの弱点です。そのためこの数年アマチュア無線から少し遠ざかってしまっていたのです。

以前からバンドパスフィルタを入れれば何とかなるかもしれないと思っていたのですが、自作するスキルもないのでネットを探していました。先月偶然これが見つかったので、とりあえず1個入手して89.4MHzに入れてみると29MHzを除いて劇的な効果がありました(29MHzはおそらく3次高調波が原因)。その後92.8MHz用も追加購入して取り付けました。挿入損失も思ったほどではありませんでした。VORはまだそのままですが、だいぶ安心してアマチュア無線にも出られるようになりました。


いよいよふたご座のシーズン2021年12月09日 11:00

今朝、隠岐VORのRMOBグラフを見ると一昨日は71/dayだったのが、昨日は80/day、そして本日は85/dayと明らかにエコーが多くなっていました。ただ、FROの方はまだ目立った変化は見られません。RMOBのサイトでヨーロッパや北米を見てみると同様に多くなっている場所もあるようですが、まだ大きな変化がないところが多いようです。


しかし、CMORを見てみるとすでにふたご座流星群(GEM)は活発になっているようです。また、しぶんぎ座(QUA)もすでに活動を始めているのには驚きました。
杉本さんのサイトでも速報が始まるので楽しみです。