ー2022年1月ー2022年01月01日 01:25

しぶんぎ座流星群 ―2022年01月04日 10:42

VORを串本(112.9MHz)に変更しました ―2022年01月08日 12:29

最近のエコーの状況 ―2022年01月14日 10:35

真冬のEs発生 ―2022年01月16日 11:01

89.4MHzのエコー減少続く ―2022年01月21日 12:42

89.4MHzにおける航空機エコー ―2022年01月27日 19:54

92.8MHzに見られる平壌FMのエコー ―2022年01月30日 14:09

しぶんぎ座流星群2022年01月04日 10:42

新年明けましておめでとうございます。
本日はしぶんぎ座流星群でした。
新月でなお且つ極大が午前6時頃というとてもいい条件だったのですが、今朝4:00の段階では8割方雲がかかっていました。天気は次第によくなる予報だったので、30分ほど電波観測の様子などを見ていて、4:30過ぎから北東の空を撮影してみました。目視では10分に1個くらいは見つかるのですが、なかなかカメラのフレームには収まってくれません。何とか4枚ほど撮れたのものの、輻射点方向だったのでどれも軌跡が短いです。下はかんむり座の近くに流れた1枚です。また、別の写真をアストロアーツに投稿しました。


電波観測の方はVOR、FROともに順調にデータが取れました。最近不安定だった89.4MHzも通常の状態でエコーが入っていたので安心しました。


また今年も電波観測と天体写真を楽しみたいと思います。

VORを串本(112.9MHz)に変更しました2022年01月08日 12:29

昨年末からノイズの増加が原因で度々VORの周波数を変更しているのですが、昨年12月から使ってきた隠岐VOR(109.25MHz)のノイズが増加し、以前使っていた関西VORと同じような状況になってしまいました。下はノイズの状況ですが、幅の広い方のノイズがちょうどエコーが出る周波数に居座るようになってしまいました。


そこでしぶんぎ座の観測終了を待って周波数を112.9MHzの串本に変更しました。実は隠岐に変更する際、串本のエコーも探したのですが見つからなかったのです。この辺りがエコーの少ないVORの泣き所です。今回は運良く見つけることができました。今のところノイズはほとんどなく、エコーも隠岐と同等以上にはあるようです。ノイズが突然出てくることのないように願うばかりです。


最近のエコーの状況2022年01月14日 10:35

年が明けて2週間が経ちました。ここまでのところの各バンドのエコー状況をまとめておきたいと思います。


まずVORですが、これまで使っていた隠岐は西方向でアンテナの向きと一致するのに対して、今回変更した串本は南西方向になるため、そちらにアンテナを向けてみたところ、ノイズがとても多く使える状態ではありませんでした。結局アンテナはもとの向きに戻しましたが、それでも隠岐に比べれば受信状況はだいぶ改善しました。エコーの出方については日ごとの差が大きく1日あたり50~90の間を上下しています。
FROでは89.4MHzが相変わらず不安定です。その様子は日々のRMOBグラフを見てもわかるのですが、HROFFT画面を見ると原因の一つが北朝鮮の電波によるエコーの割合が増えてきて、さらにその電波の出方が日によってだいぶ違うことや、そもそも、韓国の電波自体が最近弱くなったり、出力が不安定になっているためではないかと感じられます。
89.4MHzに対して92.8MHzはとても安定していて、日周変化を見てもきれいなサインカーブを描く日がほとんどです。89.4MHzも以前はこうした日が多かったのですが、どうしたのでしょう。

真冬のEs発生2022年01月16日 11:01

昨日の20:30~21:00頃にかけてEsが発生したようです。観測されたのは89.4MHzと92.8MHzでしたが、どちらかというと92.8MHzの方がやや強く、関東方面の他のサイトでも同時刻に観測されているのでEsにほぼ間違いないでしょう。エコーの様子を見ると最初は朝鮮半島方面がオープンして、後半は中国方面の電波が入っているようです。この時期のEsは珍しいですが、後半のホワイトノイズ状のEsは年間を通して結構見られます。季節は真冬ですが電離層のあたりはもう夏に向かっているようです。