5月のエコー数推移について2021年05月31日 10:12

いつもなら出かけるには最適な5月ですが、このご時世で在宅ばかりで終わってしまいました。まあ、家にいながらできる流星電波観測はそういう点では良い趣味でしょう。しかし、Esのシーズンに入ったので毎日の修正が大変です。
下に今月のエコーの状況をまとめておきます。
▼関西VOR(118.0MHz)


みずがめ座η流星群以降しばらくエコーの多い日が続きましたが、その後一旦落ち着き、半ば以降はまた徐々に増加傾向にあるように見えます。現在はエコーが0という時間もほとんどなくなってきました。FROに比較するとエコー数は桁違いに少ないですが、Esやノイズの影響もほとんどなく手間のかからないバンドです。

▼ピョンガンFRO(89.4MHz)


みずがめ座η流星群の後も増加傾向にあり、すでにみずがめ座のピークを越えるエコー数が何度か記録されています。今月半ば以降は連日Esが発生し、朝、夕、夜と複数回に渡ることも珍しくありません。Esで欠落したデータは前後のデータを使って補間するのですが、あまりに多いと信頼度が低くなるので困ったものです。

▼ヨナンFRO(92.8MHz)


みずがめ座以降しばらくエコー数が多い状態があったのですが、今月半ば以降2・3月と同じレベルまでエコー数が下がってしまいました。今の所増加する様子が見られません。受信設備に変更はないので、送信側で何か変化があったのか、そうでなかったとしたらなぜピョンガンとこれほど違うのか謎です。