ヘルクレス座τ流星群を捉えた!2022年05月31日 20:30

小川さんのHP杉本さんのHPでも取り上げられていますが、本日(5月31日)午後2時頃にヘルクレス座τ流星群がピークとなる予想がされていました。実は昨日からその兆候があったようです。下は昨日のRMOBグラフですが、89.4MHzと92.8MHzでUT6時(JST15時)頃にエコーの突出が見られます。この程度の突出は珍しくないので昨日の段階ではまだ何とも言えませんでした。


下は今日のRMOBグラフです。昼頃から気になって時々見ていました。午後2時台から強いエコーが増え始め、予想よりも1時間ほど遅れて午後3時台にピークとなりました。VORでもFROでも明確にエコーの増加が見られました。日中の出来事なので電波観測でなければ捉えられないわけで、あらためて電波観測の強みを感じました。なお、短時間だったせいかCMORには表示されなかったようです。


最近Esが良く発生していたのでその影響を心配していましたが、幸運にも今日はそうした状況はありませんでした。明日には小川さんや杉本さんのHPに詳細が載ると思うので楽しみです。なお、ヘルクレス座τの母彗星であるシュワスマン・ワハマン第3彗星(73P)は小川さんのHPでも紹介されているように1995年に核が分裂し、その後2006年に地球に接近しました。下の写真はその年の5月5日にC核を自宅で撮影したものです。公転周期は5年半位なので、あれからもう3周したのですね。


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