95.9MHzでFROを再開しました2024年02月03日 12:29

89.4MHz等の停波によりしばらく休んでいたFROですが、2月1日から95.9MHzでRMOBへのデータアップロードを再開しました。アンテナの感度の問題で95MHz以上はまだ十分な調査はできていないのですが、95.9MHzでは先日改造したFM-3である程度のエコーと日周変化が得られたのでとりあえずはこれでやってみようと思います。


ところで、北朝鮮側の妨害波については現在までのところ確認できていません。もともと北朝鮮の国内でFMを受信できる人は限られており、国境から離れた平壌で妨害をしているとすればソウルほどの大きな出力は必要ないでしょうし、平壌市内では韓国の放送周波数で平壌FM放送がいくつも聴けたようです。

ということで、今回は韓国の10kW以上の通常のFM放送局に絞って調べてみました。通常のFM放送を使ったFROで問題となるのは、音楽専門局などではエコーが極端に少なくなること、休止時間帯がある局はその間は一気にエコーが増加すること、こうした原因によって自然な日周変化が得られなくなることです。
95.9MHzの韓国MBC標準FMは、ソウルとプサンに送信局がありそれぞれ10kWと3kWです。AMで放送されている内容をFMでサイマル放送しているもので日本のFM補完放送と同じです。特に休止時間帯はなく24時間放送になっているようです。標準FMというとおり音楽番組だけでなくアナウンスの時間も比較的多く、そのためエコーもやや多いのではないか(といってもVOR程度)と推測しています。


ただ日中は下のHROFFT画像のように近隣の太陽光発電のノイズが入り、データの修正がたいへんです。これは108MHzまで同じ状況なので頭が痛い問題です。


新しい95.9MHzのライブページはこちらです。
また、89.4MHz等の停波に関連してHPの方も修正しましたが、まだリンクなどがきちんとできていないところがあるかもしれません。お許しください。