NGC1514(クリスタルボール星雲)の画像処理2024年02月14日 17:04

このところ春のような暖かさになっているせいか、夜晴れていてもなかなかすっきりとした空になりません。そうこうしているうちに月没はどんどん遅くなり、今月中の撮影はいよいよ難しくなってきました。本当は月に1回くらいは天体写真を掲載したいと思っていたのですが、やむを得ず先月撮影したものをご紹介いたします。
対象はおうし座の惑星状星雲NGC1514です。なぜこれになったかと言いますと、現状障害物の心配なく自宅で撮れるのが天頂付近しかないということからです。それでも精々1~2時間です。
撮影データは次の通りです。
 望遠鏡 ビクセンSC235L(セレストロンC9.25)+0.8×レデューサ
 カメラ Canon EOS60D(冷却改造)
 赤道儀 ビクセンATLUX(オフアクシスガイド)
   露出 3分×24枚 72分 


画像処理に使用したフラット画像は32枚コンポジットですが、比較のために8枚コンポジットで処理したものを右側に置いてみました。これまであまり意識してこなかったのですが、やはりフラット画像も数が少ないと画面が荒れてしまうことがよくわかりました。
惑星状星雲は長焦点の短時間撮影でも結構良く写るので、今後も少しずつ撮っていきたいと考えています。